2019-04-27

腰が曲がってしまい伸ばして歩く事がつらい高齢の方

腰が曲がってしまい伸ばして歩く事がつらい高齢の方

 

「腰を伸ばして歩く事がつらくて全然歩けなくなりました」

そう言うTさん87歳の方です。

診ると、腰の骨が後ろに出てかなり曲がっていました。

腰を伸ばすことが出来ず膝が曲がってしまい、歩くのに脚を前に出すのがやっとの感じでした。

話を聞くと、「年々腰は曲がってきて最近は歩くのが大変」と言います。

なぜこんなにも腰が曲がってしまうのでしょうか。

そして曲がってしまった腰は改善するのでしょうか。

ぱんだ整体院の安井です。

今日は、高齢の方の腰の曲がりについてお話します。

 

高齢者の腰が曲がってしまう原因は?

急な腰痛で腰が伸びなくなってしまう方がいます。

これは一時的で、必ず元に戻ります。

高齢者の腰が伸びなくなってしまうのは、急になるのではなく年数を掛けて徐々になっていきます。

それは、背骨の間にある椎間板の水分がなくなって薄くなり、背骨の骨に負担が掛かることで、骨の変形が出てきます。

腰の曲がっているのは、腰の骨の変形が起きて後ろに曲がっているのです。

なぜ椎間板の水分が減ってしまうのでしょうか?

もともと椎間板は、年齢とともに水分が徐々に減ってくるのですが、背骨の関節の動きが少ないと水分はもっと抜けやすくなります。

それは椎間板は背骨一個一個がしっかり動くことで水分が保たれるからです。

「長時間同じ姿勢で座っている」

「歩くことを毎日していない」

「若いときから姿勢は気にしないで悪い姿勢をする」

そんなことを毎日ずっと続けていることで、背骨の関節は固まってしまい動きが少なくなってしまいます。

そのことで徐々に年齢とともに椎間板の水分が抜けていき、骨が変形して腰が曲がってしまうのです。

高齢でも椎間板の水分がある方はとても姿勢が綺麗なままでいます。

 

腰の曲がりは、腰のマッサージがいい?!

なんとTさんは昔、マッサージの仕事をしていました。

なので今までずっと自分で腰を押してきてたのです。

こちらに来院されたとき

「今まで自分で腰を押してきたのですが、ここ最近自分でするのが大変なったので腰のマッサージをしてほしい」

と言われました。

「腰を押したらもっと悪くなりますよ!」

と言いましたら、Tさんは驚かれました。

腰が後ろに曲がっている方は、腰の筋肉がガチガチに固くなっています。

なぜその腰をマッサージしてはいけないのでしょうか?

その理由は2つあります。

変形した背骨を押すのは危険です。

骨粗鬆症になっている可能性もあるので、腰を押すことで骨折する可能性があります。

もう一つは、腰の筋肉が固くなっている原因は、前屈みになっている姿勢を腰の筋肉が支えているので、筋肉をゆるめると上体を支えることが出来なくなるからです。

なので腰をマッサージしても改善どころか、余計に悪くなることがあるのです。

なので私がしているカイロプラクティックは、腰は一切押さずに違う場所を調節して腰が伸びるかやってみます。

高齢者の腰を押していくのはとても危険です。

骨の構造を理解していない人が施術するところもあります。

「腰を押されてからもっと悪くなった」という方も結構います。

患者さんも必ず、どういう治療をするのか説明を受けてから受ける様にして下さい。

直角に曲がった腰は改善できる?

Tさんの場合は、直角に曲がっている状態で87歳という高齢もあるので無理な施術は出来ません。

私が診る場所は、背骨ではなく骨盤の傾きです。

骨盤の傾きを直すのに、骨を動かすのではなく、骨を引っ張っている筋肉を調整することで骨盤の傾き直していきます。

Tさんの骨盤は、かなり傾いていました。

脚の筋肉が骨盤を引っ張っているのが分かり、そこの場所を時間を掛けてゆっくりゆるめていくと「腰が伸ばしやすくなった!」と言ってくれました。

歩きも先ほどよりも早く歩けていました。

そこの脚の筋肉は、ものすごく固くなっており骨盤を強く引っ張っていたのです。

直角に曲がっている腰は、完全に伸ばすことは無理ですが、今の状態よりも腰が伸びて歩きやすくなることは可能です。

私は「歩くと腰がつらいかもしれないですが、それでも毎日歩いて下さい」と伝えます。

骨盤を引っ張っている脚の筋肉は、動かさないとすぐに固くなります。

家で同じ姿勢で長時間座っていると、筋肉は固まってしまうのです。

そして、腰の骨が曲がってしまったのは椎間板の水分がなくなってしまったのが原因です。

それは、腰の関節の動きが少なくなって水分が減少します。

歩く運動は、脚だけではなく腰の捻れ運動が起きて、椎間板の動きをつけることが出来ます。

腰を改善させるには「歩く事」が、絶対に必要なのです。

患者さんには「必ず座れる場所で歩く運動をして下さい。ツラい状態になると腰に力が入り腰の捻れ運動がなくなるので、一度座って休んでからまた歩く運動をくり返して下さい」と指導します。

腰が伸びない高齢の方には、とても大変だと思います。

それでも歩くことが、どんな施術や薬よりも改善には必要なのです。

諦めないで続けることで今よりは必ずよくなります。

 

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